コーチングプレイスでコーチングを勉強中です。
講義では早い段階から7分セッションという実践が
組み込まれています。
受講生4人の中で、順にコーチ役とクライアント役に分かれ、
それ以外の人はオブザーバー役として公開セッションを行います。
セッションの後は、みんなで感想を言い合います。
コーチングを理論で頭に入れていくだけでなく、
どんどん実践して、体で覚えていくという素晴らしい受講スタイルだと
思います。
・・・思いますよ、はい・・・でもね、でもね、
実際自分がコーチ役をやるとなると、そりゃ恐ろしいものです。
まだ全然できないのに、自信ないのに、みんなの前でやらなきゃいけないんですもの。
恥さらしもいいところ。本心は逃げたい一心。
その恐ろしい公開懺悔・・・いやいや公開セッションのコーチ役が
先週ついに私にまわってきたわけです。
いやぁ緊張しました。
講義の2日前くらいに連絡があり、コーチ役を任命されたのですが、
なんとなく次は私コーチ役だろうなぁと予想はあり、少しずつ覚悟はしていました。
色々自分の中でじたばたしながら、だんだんと開き直ってきて、
やれるだけやろう、失敗してみじめな思いしても、きっとそれが役に立つんだ!
なんて、なんとか自分に言い聞かせながら、当日を迎えました。
せめてコンディションはよくしておこうと、前日は早めに寝て睡眠をとり、
朝はウォーキングをして頭の回転をよくしておきました。
幸い、すっきり晴れた朝で、澄んだ空気に包まれると調子があがってきました。
そしてセッション・・・無我夢中のコーチング時間。
途中、自分の想定外の展開があり、テンパる私。
時間も迫り、というか、とおに7分は過ぎ、待って待ってー--と思いながら、
汗だくだくでセッション終了。
あーん、やっぱりダメダメやん。
分かっちゃいたけどさ。やっぱり落ち込むんです、はい。
そして講師やアンバサダーさんから、そしてオブザーバー役さんから
フィードバックをいただきます。
・・・・皆さん、一生懸命私のできているところを言ってくれました。
最初から言われてはいたんです。
公開セッションスタート時、講師やアンバサダーさんから
「大丈夫だよ、基本的にできないところではなく、できるところを見ていくから」と。
コーチングプレイス全体がそういうものがベースにあるスクールで、
本当にその通りでした。
誰一人、「ここはこうした方がよかったかも」という指摘はなく、
優しい優しいフィードバックでした。
何を言われても仕方ない、受け止めようと覚悟していたのに、
ひたすら慰めてくれるような、少しはできていたこともあったんだと
思わせてくれることばかりを言ってもらい、本当にありがたいありがたい、
フィードバックでした。
そして、数日後・・・講義の動画が送られてきました。
自分のコーチ役を、自分で客観的に見ます。
見たくはないけど、見なきゃ勉強にならない、嫌でも直視しよう。
覚悟して恐る恐る見ました。
改めて見て、見えていなかったことが見えました。
あ~違う違う、そんなことじゃなくてこう言えばよかったんじゃん、
ちょっとずれてる、そこまでいってそうくるか、あ~ダメダメ。
セッションを見終わった後は、実際のセッション後と同じくらいの撃沈感。
クライアント役の方に申し訳なさもいっぱい。
やりなおせるものならやりなおしたいくらい!
そして、そのままその流れで再度みんなからのフィードバックも聞きました。
そしてまたみんなからの言葉に救われました。
改めて救われたのです。できているところをたくさん言ってくれて本当に嬉しかった。
フィードバックをされてさらに深く撃沈するところを、
救助隊が引き上げてくれたような、そんな感覚がありました。
そして新しい気づきがありました!!
それは、「承認」についてです。
なんというか、「承認という温かさ」を実体験をもって認識したのです。
落ち込んで反省している自分を俯瞰してみて感じました。
あぁ、そうだ、できなかった事なんて本人が一番分かってるんだ、
おいうちをかけなくてもいいんだ、
まわりのみんながしてあげられること、それは本人が自分ではできない
「承認」なんだ!!
それでよかったんだ!!
おかげで私はまたちゃんと頑張れそうになっています。
講師やアンバサダーさん、他の受講生の皆さんへの信頼感もぐぐっと高まり、
またこの中で一緒に学ばせてもらえることに幸せを感じました。
今まで学校や会社で、なにか評価という場面ではギスギスしがちでした。
私はその空気感がたまらなく苦手です。
それがこのコーチングプレイスでは皆無。
もうこれぞ心理的安全地帯です。
今回コーチ役となって、結果こんなことまで学べるとは思ってもいませんでした。
コーチングといいコーチングプレイスといい、
学びが深すぎて本当に夢中です。